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2024年7月2日

#News

復興に向かう福島県大熊町で、大学生がたったひとりのワガママに寄り添い、まちの課題解決に挑戦する「おおくまワガママLab」開催

福島県大熊町の課題を解決するまちづくりインターンシッププログラム「おおくまワガママLab」を実施します。

おおくまワガママLabでは、福島県大熊町での現地フィールドワークを通してスマートフォンアプリを開発し、大熊町の課題解決に挑戦する大学生を募集しています。

ワガママLabで目指していること

ワガママLabでは、”ワガママ”を、「日々の生活の中であきらめてしまっていることや我慢していること、本当はこうなったらいいのにと思っているけど心の中にしまっていること」と定義しています。

たったひとりのワガママから地域を紐解いていくと、背景に地域全体の課題が隠れていることに気づきます。たったひとりのワガママに寄り添い、行動を起こすことで、地域が変わり、社会全体を動かすことができます。ワガママLabでは、このプロセスを体感することで、地域課題の解決から世界に挑戦する若者を輩出しています。

今回のおおくまワガママLabでは、学生が大熊町の方々と対話し、大熊町に関わるたったひとりのワガママからスマートフォンアプリを開発します。参加学生のみなさんは、大熊町全体の課題を特定し、社会を動かす取り組みを生み出す実践的な経験を積むことができます。

福島県大熊町について

本プロジェクトの舞台となる福島県大熊町は、東日本大震災から13年を経た今でも帰還困難区域が残る地域です。

その一方で、2019年以降、新役場庁舎や駅の再開など、地域の復興に向けた施設整備が進んでいます。2023年には認定こども園と義務教育学校が一体となった「学び舎ゆめの森」が開校し、教育環境も充実してきました。2024年12月には新たな産業交流施設と商業施設の開業が予定されています。

大熊町は今、復興の途上であり、さらなる成長のためのアイデアが求められています。

おおくまワガママLabプログラム内容

事前オンライン勉強会

大熊町役場の方と参加者をつないだオンライン勉強会を実施します。この勉強会では、町全体の方針や取り組み、現在活用できる資産や課題、名産品や過去の取り組みなどを学び、現地フィールドワークの前のインプットを行います。連携企業や参加者同士も自己紹介をして交流もします。

  • オンライン開催
  • 実施日:7月19 日(金)18:00〜20:00

フィールドワーク

大熊町の方々への取材を通して、背景にある地域課題を深掘りします。取材をもとに、MIT App Inventorを用いて大熊町のたったひとりの課題を解決するスマートフォンアプリを開発します。

・大熊町の方々への取材:大熊町に関わる方々の生の声を聞きます。実際に大熊町に関わっている”たったひとり”の生活や困りごとに耳を傾け、対話を通して背景にある大熊町の課題を深掘りします。

・アプリ開発:スマートフォンアプリ開発ツールMIT App Inventorを用いてアプリを開発します。MIT App Inventorの基本操作を習得し、チームでたったひとりのワガママを叶えるスマートフォンアプリを開発します。

※MIT App Inventor(MITアップインベンター)とは

マサチューセッツ工科大学が提供する直観的で視覚的なプログラミング環境で、誰でもスマートフォンアプリを作成できるソフトウェアです。マサチューセッツ工科大学認定・教育モバイルコンピューティングマスタートレーナーである石原正雄氏監修のもとプログラムを構築しており、海外の専門家とも連携し学生の挑戦を応援していきます。

・検証:フィールドワーク最終日には、大熊町の方々に向けて、誰のどんな課題を解決するアプリであるかを発表し、実際にアプリを使ってもらいます。発表やアプリに対して、大熊町の方々からフィードバックをもらいます。

  • 場所:福島県大熊町
  • 実施日:9月12日(木)〜15日(日)

成果発表会

フィールドワーク最終日のフィードバックをもとにブラッシュアップし、成果発表会に臨みます。大熊町の関係者・町民に向けて、チームごとに発表します。継続した取り組みにするためには、大熊町の方々に応援したいと思ってもらうことが必要です。たったひとりのワガママからつくったアプリを大熊町の方々に実際に使ってもらい、体感してもらいます。このアプリを通じて、誰のどんな課題を解決するのか。そこから目指す大熊町の姿を発表し、大熊町の方々から歓迎され、持続可能な取り組みをつくることを目指して取り組みます。

  • 場所:福島県大熊町
  • 実施日:9月22日(日)

実施概要

  • 参加対象者:大学生または大学院生
  • 募集定員:15名
  • 参加費:無料
  • 交通費:東京駅までは交通費自己負担。地方からの参加者は東京駅もしくは大野駅までの交通費補助あり(詳細はエントリー後にお伝えします。)
  • 参加条件:9月12日〜15日のフィールドワークに参加できること

▼お申し込みフォームはこちら
https://forms.gle/NKV8Z2YygNw7YVV76

今回のおおくまワガママLabは株式会社Oriaiが主催する「第5回おおくまハチドリプロジェクト」のプログラムのひとつとして実施します。

▼第5回おおくまハチドリプロジェクト
https://www.relatedly.jp/projects/okumahachidori5

wagamama Lab

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