
【7月開催】MIT AI & Education SummitにJapan Wagamama Awardsグランプリ2名が登壇!〜たったひとりのワガママを世界に届ける挑戦〜
2025年7月16日〜18日に開催される第2回MIT AI & Education Summitにて、Japan Wagamama Awards 2024のグランプリ受賞者2名が登壇し、自ら開発したアプリのプレゼンテーションを行います!
MIT RAISE Initiativeが主催するこの国際サミットでは、教育におけるAIの役割とその倫理的な活用をテーマに、世界中から教育関係者・学生・研究者が集います。AIリテラシー、教育向けAIツール、グローバルな課題解決のためのAIなど、多様なAIに関するテーマが取り上げられ、講演、パネルディスカッション、ワークショップ、ハッカソンなどのプログラムが盛りだくさんです。
日本から参加する2名は、「たったひとりのワガママ」から地域課題を見つめ直し、それをもとに開発したアプリを発表予定。世界中の参加者に向けて、地域の声とテクノロジーをつなぐアイディアを紹介します。
さらに、サミット期間中は次のような貴重な学びの場にも参加予定です。
- MITやハーバードの教授による基調講演やAI×教育パネルの聴講
- MIT Media LabやRay and Maria Stata Center(CSAIL・App Inventor拠点)の内部見学
- 世界規模のAIハッカソンの成果発表やネットワーキング・レセプション
最終日には、AIと教育をテーマにしたポスター発表やライトニングトークも行われ、若者の視点からの発信が注目されます。
▼詳細はこちら
https://raise.mit.edu/events/mit-ai-and-education-summit-2025/
■登壇予定
栃木県真岡市 中学2年生 佐野 帆那さん
アプリ名:ちょクック 〜ちょっとの時間でcookするアプリ〜
▼アプリの概要
料理が好きだけれど忙しいお母さんのために、毎日の献立を考える負担を減らし、食品ロスを削減するアプリです。レシートの写真を撮るだけで、そこに記載された食材をもとにAIがレシピを提案。余った食材を無駄なく活用し、買い物の無駄も減らします。CloudRunで画像からテキストを抽出し、ChatBotがレシピを生成。お母さんの食事準備の負担が減ることで家族の時間が増え、外に出る機会が増えることで地域も活性化する。そんな未来も目指したアプリです。
▼審査員コメント
佐野さんのプロジェクトは、身近な家族の課題に真摯に向き合い、本当に必要な解決策を見出すプロセスを高いレベルで実現していた点 が印象的でした。日々お母さんの様子を観察し、どうすれば家事の負担を減らし、笑顔にできるかを深く考え抜いたことが、アプリの構想につながっています。また、AIとOCRの技術を活用し、レシートを読み込んでレシピを提案する機能を独自に考案し、ほぼ自力で実装したことも大きな評価ポイントでした。高度な技術を扱いながらも、使いやすさを重視した設計にこだわり、実現可能な形に仕上げたその努力と創意工夫は、メンターからも高く支持されました。身近な課題を丁寧に観察し、それを自らの手で解決へと導く姿勢が際立ち、技術力と実行力の両面において高く評価され、今回の受賞に至りました。
北海道東神楽町 中学2年生 福永 紗良さん
アプリ名:HapiFure
▼アプリの概要
不登校の中学生が安心して友達をつくれるオンラインコミュニティアプリです。自分自身が不登校であり、学校に行けない孤独感を解消するために開発しました。同じ境遇の仲間とつながることで、孤立感を和らげ、支え合える環境を作ることが目的です。アプリではプロフィール登録を行い、気の合う人を探して1対1のチャットが可能。不登校の子どもたちが、毎日楽しく人とつながれるコミュニティをつくることを目指しています。
▼審査員コメント
自身が現在も当事者であるからこそ生まれた、切実で本質的な課題解決のアプローチ でした。不登校の子どもたちが安心してつながれる場をつくるというアイデアは、単なる発想にとどまらず、実際に必要とされるものを、自らの手で形にしようとする姿勢が強く感じられました。また、MIT App Inventorの掲げる 「誰もが課題の解決者になれる世界をつくる」 というビジョンとも深く合致しており、これまで課題の当事者だった人が、解決する側へと転じる価値ある挑戦の場となっていました。さらに、課題設定の解像度の高さ、不登校の子どもたちのコミュニティに属しているからこそ持つ実装の可能性、アプリの細部へのこだわりと開発への熱意などが審査員の心を動かし、これらの点が総合的に評価され、今回の受賞に至りました。
MIT AI & Education Summitという世界の舞台で、日本の若者が届ける“ワガママ”から生まれた挑戦です。
▼Japan Wagamama Awards2025の様子はこちら
https://irodori-group.jp/info/japan-wagamama-awards2025-final/
▼Japan Wagamama Awards2026後援自治体・協力団体の募集はこちら
https://40k54l.share-na2.hsforms.com/2Amzt7Tt9TjOIe5LC9sruGw
wagamama Lab